と~んとむかし ニ、「ツルの恩返し」

 2016-01-02
「ツルの恩返し」 脚色:中西康子
おじいさん:松原政代 おばあさん:中西康子 娘:江戸えりん
子どもたち:三枝治世恵ほか

と~んとむかし、あったそうな。

まっしろいゆきがしんしんとふる、やまおくのゆうぐれ、
なんのあともついていないまっしろなやまみちを、
じさまは、いえにいそいでおりました。

つる1
じさまは、帰り道、罠にかかり、苦しんでいたツルを、空に放してあげたのでした。

つる2
そんなじさまとばさまの家に・・・
つる4
寒い冬の晩、一人の娘が訪ねてきました
つる3
「お頼もうします」
つる5
鶴ケ池のある村まで行くという娘。
二人は、今晩はここで休んでいくように勧めました。

つる6
娘はそのまま、二人の家にとどまり、仲良く暮らしておりました。
川で洗濯をしていた娘が、背伸びした時の、ハッとするほど美しい仕草。

つる7
町からの帰り、子どもたちに出会ったじさま。
つる9
じさまの背負っていた芝は、ずしりと重いのでした。
つる8
じさまと娘、子どもたちは、歌を歌いながら楽しそうに帰っていきます。

つる10
その日の晩、娘は機織りをさせてほしいと頼みました。
そして「布を織っている間、声をかけたり、部屋の中を見たりしない」という約束を二人にして、部屋に入って行きました。
つる11
機織りの音は、夜遅くまできこえていました・・・

つる12
翌朝、できあがった見事な布に、じさまとばさまは感激しました。

つる13
姉様、一緒に花詰みしよう
つる14
今日は、はないちもんめをする約束じゃったよ
娘は子どもたちからしたわれています。

つる15
娘が織った布は、町で高く売れ、じさまとばさまの暮らしぶりも良くなりましたが、
じさまには気がかりなことが・・・
つる16
夜遅くまで機を織っている娘が、やせ細ってきたのではないか・・・
二人は娘が体を壊さぬように、ゆっくり休むように勧めます

つる17
真夜中、じさまは、娘が機を織っていることに気づきます。
じさまは声を掛けようとしますが、娘との約束があるからと、ばさまに止められます。

つる18
しかし、じさまは、何度も葛藤した末に、とうとう部屋の中を覗いてしまいます。
そこで、じさまとばさまが目にしたのは・・・

つる19
じさまは慌てて襖を閉め、転がるように布団の中へ
ばさまは、驚きのあまり、動くことができませんでした


つる20
翌朝、娘の手には最後の布が・・・
娘の正体は、かつてじさまに助けられたツルだったのです。
恩返しをしに、家を訪れたツルでしたが、二人から逆に返し切れない恩をもらいました。

つる21
彼女を本当の娘と思っているじさまとばさま。
でも、本当の姿を知られた以上、もうこの姿ではいられない。
「もっと、お二人のそばにいたかった・・・」

つる22
幸せだったと言い残し、羽ばたいていくツル
二人はいつまでもいつまでも見送るのでした・・・



「と~んとむかし」二本目 「ツルの恩返し」
いかがだったでしょうか??

した0
残る一本は、「したきりすずめ」
こちらも、どうぞお楽しみに!
(一本目の「さるかに合戦」はこちら!)



スポンサーサイト

トラックバック
トラックバックURL:
http://ikomaza.blog96.fc2.com/tb.php/574-4cef1ba2

コメント
まさしく日本昔話の世界!
江戸えりんちゃんのツル姿が儚くて美しい。
子役の衣装、ヘアセットは子役のお母様方にご協力いただきました。お陰さまで子役一人一人が舞台に色を添えています!
【2016/01/14 15:51】 | ミエチヨ #DexK2noU | [edit]











管理者にだけ表示を許可する
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
プロフィール

シアター生駒

Author:シアター生駒
笑いと涙、そしてペーソス・・・だから演劇はおもしろい! 奈良は生駒を舞台に活躍する、生駒市民劇団「シアター生駒」です!!

最新記事
最新コメント
カウンター

カテゴリ
最新トラックバック