2007.10.17 樋口一応何とかなりました

 2007-10-17
10月11・12~13日に大淀町へ行って参りました。


大淀町の図書館まつり
11年目を迎えるこの祭の今回のテーマが「樋口一葉」ということで、
井上ひさし作の戯曲「頭痛肩こり樋口一葉」を12日の前夜祭でやったのです。

最初はシアター生駒が全編を上演してほしいという依頼だったのですが、公演スケジュール上それは無理という事になり、代わりに企画されたのが「頭痛肩こり~」を紐解くという形の町民対象演劇ワークショップ。
シアターは講師&そのアシストという形で関わった訳です。

ワークショップは7月から9月にかけて数回行われましたが、
まつりの前夜祭では、参加者が舞台でその成果発表をするという事に決定。

ただ、その成果発表も、当初は「ワークショップ参加者が台本を読み聞かせする」という形式だったのに、いつの間にやら「一部のシーンは台詞覚えて芝居する」「一部のシーンだけじゃ話の全体像が分からないから、残りのシーンのダイジェストをシアターの俳優がやる」・・・

と、まぁ話がどんどん肥大化して行って・・・

結局セットもホールにしっかりしたのを組んで、小道具・衣装もある程度しっかり用意するということに・・・



全く人間の勢いとは怖ろしいものであります。



で、その怖ろしい勢いにさり気に乗っかっていた私。
11日の仕込みは正直しんどかった。

振り返ってみたら、
9日夜勤→明けて10日朝少し寝る→昼から後輩相手にインプロワークショップ→キラ座で飯→夜勤→そのまま帰らず大淀町に直行

うん、こりゃ無理だ。頭働くわけ無い。

大量の遮幕を相手に舞台監督代行の小柳さんは悪戦苦闘。
「夏の庭」の時は、安田さんの傍にいたから何とかなったようなもので、やっぱ人に指示なんかはマダマダ出来ませんわ。
結局ホールをいつも使ってらっしゃるスタッフさんがパッと動いてくれたからいいものの、小柳さんはもう何しに行ったか分からん状態で・・・

そんな朦朧とした状態の小柳さんを「翌朝が早いから」ってんで、演出の熊本先生がその日の晩、御自宅に泊めてくださいました。

先生の奥さんがすごいご馳走を用意してくださってまして・・・
「何にも仕事できてないのに、こんなに食べさせてもらって良いんですか?」と申し訳なく思いましたよ。

で、その日はもう9時半には寝ました。
起きたのが翌朝6時。

あれだけ食べて、あれだけ寝たら、もうスコブル快調、エネルギー全開であります!!

燃費の悪さには閉口ものですが、やっぱり人間、ここぞと言う時には美味い物を食べねばなりません。


さて12日、
生駒を朝七時に出発して2時間かけて大淀町に直行、
その間に車内で照明プランを確認する。

九時過ぎに到着して、そのプランを初対面のスタッフさんに説明し、照明をつくってもらう。

ただ、スタッフさんに伝えたのは「こんな照明が欲しいんです」って事だけで、使うタイミングまでは伝えてない。

だって、もう当日なんだし、台本渡しても、スタッフさんが読み込む時間無いじゃないですか。
・・・と言うわけで、例によって例の如く「照明タイミング、全部シアターがキュー出し!」という事態に。

で、「キュー出し、誰やりますか?」って先生に聞いてみたら、


「あんた、やってもらおうか」


キタァァァァァァァァァ!

はい!! 昨晩のステーキ分、しっかりやります!!!


実は調光室入るの初めてなのよねぇ。
そこでインカム付けてキュー出し・・・、
キャ~、か~っこいい!

にしても、その日にイキナリ何か振られても動じなくなってしまいましたね。
むしろ翌日の稽古でのキャスティング変更の方が動じ・・・あ、それはまた別の話で・・・

事前に打ち合わせする機会が無かったとはいえ、当日になって大分無茶振りをしてるわけじゃないですか。
しかもゲネも無いっていう・・・
如何に申し訳なさそうにお願いするか。
スタッフの方との上手な接し方、少し覚えたような気がします。

にしても、あのスタッフさん、ご期待通りに仕事してくれたよなぁ・・・
すごいすごい・・・



調光室でやる仕事は良いですよ。
2階席から舞台見てるようなもんだから。
「夏の庭」の時のキュー出しは舞台袖だったから、ほとんど芝居の様子見れなかったもんね。
まぁ、良く見える分、段取りの違うところも良く分かっちゃうんですが(何度、下手袖に連絡取ったか・・・)


今回の発表って、シアターと大淀町民の合同芝居って様相になった訳ですが、観てて新鮮でした。
場ごとにシアターのキャストと大淀のキャストが入れ替わるんですけど、偶然の産物(?)とは言え、面白いダブルキャストになりましたねぇ。
大淀の方々もいい味出してました。

お客さんから自然と拍手が起きるんですよ、何度も。
「よくやった!」って感じの暖かい拍手が。
良くないものに拍手する気は起きませんよ。
ちゃんと通じてるんですよね、一生懸命ぶりが。



これは奈良市の南部公民館で小学生に劇をやらせた時から思ってた事ですが・・・


芝居ってのは、劇団を名乗ってる一部の人間だけのものじゃないんだよなぁ・・・と
もっといろんな人が体験できる場があってもいい筈で、目的によって達成度の違う色んな芝居があっていいんじゃないかと。

今回のような事がキッカケでもっと芝居を続けたいって人が現れたら嬉しい。
でも、別に芝居するのがその場一回コッキリでもいいんですよ。

だって、普通に考えて、一本の芝居を見ることより出ることの方が、その人の中で印象に残るじゃないですか。

参加してくれた人たちは、お芝居なんか今まで一度も触れた事がないかもしれないのに、もしかしたら、今度何か芝居が見たいと思ってくれるかもしれない。芝居の見方が今までと変わるかもしれない。

これはこれで凄い事のような気がします。
そりゃ一人当たりに懸けるエネルギーは大分違ってきますけどね。


話まとまりませんけど、これからも誰かの「はじめてのお芝居」に立ち会うなり、お手伝いする機会があればなぁと思います。
人が変身していく課程を如実に見れるし、自分も初心に立ち返れるし。
ま、僕個人は「お手伝い」なんて言うにはおこがましいスキルしか身に付けてないんですが。




ちなみに本番後の打ち上げは盛況で、シアター一向は飛鳥の宿泊先でもガッツリ呑んで・・・w

ホント、お疲れっした!!


【追記】
丁度「見よ、飛行機の高く飛べるを」の制作時期に被さった取り組みで、記事中におけるキャスティング変更というのは、体育の青田先生に内定していた私の役が、板谷順吉という、何とも難しい役に変わったコトを指しております。


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笑いと涙、そしてペーソス・・・だから演劇はおもしろい! 奈良は生駒を舞台に活躍する、生駒市民劇団「シアター生駒」です!!

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