2006.9.8 フェンシング部
2006-09-08
さて、今回はとある工業高校のフェンシング部にお邪魔しております。 「ハムレット」のクライマックスと言えば、ハムレットとレアティーズのフェンシングでの一騎打ち。

ところが私、ヒーローの格好で玩具の剣をブンブン振り回した事はあっても、フェンシングのサーベルは一度も握った事がございません。
劇中では3分近くにわたる死闘を文字通り演じなければならないというのに、何の心得も無い私が、そんな高度な段取り芝居を踏めるわけが無い。
てな訳で、フェンシング部に武者修行であります。
これから定期的に通います。
初日の7日は代表の杉本さんと、神澤先生、ハムレット役の中村さん、そして私の4人で、フェンシング部の稽古場へ。
見学だけの予定だったのですが、部員の方がこの日はあまり来られていなかった事もあり、早速サーベルを触らせてもらう事に。
結構重いと聞いていたわりにはそこまで重くは感じない。
まずは、挨拶の作法と歩き方を教えてもらう。
演出の先生や代表は、これさえ様になっていれば何とか形になるだろうと言っていたけども・・・
やるのは僕らですよ・・・
基本、他人事なんだもんなぁ・・・
このあと、軽い打ち合いのようなものをしましたが、ここで本当の意味のサーベルの重さを実感しました。
手首が痛いのなんのって・・・
ところが、手首をもっとくねくね動かすのかと思いきや、そうでもないんですね。
手首は動かさず、腕とサーベルを一直線になるように固定して、肘の間接だけで動かすように指導されました。
あと、隙を見せずにどんどん突いていくっていう「攻め」のイメージが自分の中では強かったんですけど、相手の一手を如何に受け流すかという「守り」の方が実は大事だったりするんですね。
さすがはフェンスの進行形なだけのことはあります。
レアティーズはフェンシングの名手。
その役を、運動神経の鈍い自分がやらなきゃいけない。
なんか今頃になって、えらい役を引き受けたと思い始めてる次第です。
今回は見せるためのフェンシングをするわけですが、
それに当たって基礎を覚えるのは、ケガをしないためでもあります。
最初のほうは格好よく見せようと欲張らず、稽古に励みたいところです。
あと3ヶ月無いか・・・・
【追記】
キャスティングが発表されたのは7月22日。
私にはレアティーズの役が回ってきて、必然的にフェンシングの稽古というわけである。
ちなみに、この時の公演は私含め、客演が3人おり、「奈良の若い演劇人が参加」ということをアピールするため、各自パンフレットにコメントを寄せた。
何書いたかは、全然覚えてないけどw
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