シアター生駒は奈良演劇祭で何が上演できるのか

 2016-02-28
奈良演劇祭について検証してみるシリーズ、今回で一応一区切りである。

実は、27日のシアターのミーティングで、改めて、参加の検討をしたのだが・・・

結局、「現時点では、やはり難しい」という結論に至った。

一昨日昨日の記事でも書いた通り、シアター生駒の実情に照らし合わせると、どうしても厳しいのである。


だが、奈良で活動している劇団である以上、こういった企画には協力したいし、できるならば参加もしたい。
来年以降に向けた検討として、ここでは、どういう演目が相応しいかを考えてみたい。



3年前、初めて出演のお話を頂いた時、本公演の様な舞台装置も組まず、しかも短い尺で、シアター生駒らしい芝居ができるかどうかというのが、正直引っかかっていた。

本公演の芝居とあまりにイメージがかけ離れてしまうのではないかと・・・

奈良演劇祭は、各劇団の見本市みたいなものなので、「いつも、こんな感じのをやってますよ」というのを出さないと意味が無いのでは?と思ったのだ。

しかし、近年では、本公演と並行して、研究公演カフェ公演朗読会と、小さい規模ながらも公演を成立させる流れが出来てきた。
劇団員の魅力を前面に出す形でも良いのでは?と考えが変わってきたのである。

参加するにあたり、

・上演時間は、本公演より短く
・舞台装置は、シンプルに
・本公演の準備が並行するので、全員は参加しない

・・・という点を踏まえての選定になるが


シアター生駒の過去の公演には、でまえ公演やオムニバス公演用に用意した短編作品がいくつかある。
それらは、一度仕上げてあるものなので、配役や演出で多少の変更をしても、短期間の稽古で仕上げられそうだ。

だが、過去の公演をご覧になったお客様に、同じ演目でチケットを売るのは気が引けてしまう。


例えばだが、

本公演が「と~んとむかし」の様な短編オムニバスの構成ならば、1本だけ先行上演するという手がある。
稽古がタイトになるのを考慮すれば、本公演と全く違う中身をやるより、関連したものをやる方が良い。

「残り含めた完全版は、本公演で!」という持って行き方だ。

だが、これも、シアターのいつものお客様からすれば「じゃあ本公演で観ます」という事になりかねない。


やはり、ベストなのは、全くの新作をやるって事なんだろう。


完全な新作でなくても、やりようによっては新鮮な見栄えのものになるかもしれないし、
チケットも「演劇祭の半券を持って行けば、シアターの本公演を値引きします」みたいな設定にすれば、
ある程度売りやすくもなるかもしれない。

他にも色々と考えてみたが、何にせよ、熟慮が必要である。


先にも書いたが、シアターはスケジュールの調整の都合上、担当する演出家、公演日、演目はかなりギリギリにならないと決められない。
演劇祭に参加する前提で、予め計画を立てるのは難しいところではあるのだが、今後、奈良県内で活動する劇団がより交流を深め、より多くの劇団が参加できる演劇祭へと発展するのを願うばかりである。






スポンサーサイト

どうやって奈良演劇祭のチケットを売るか  

 2016-02-27
さて、昨日のつづきである。


仮に、奈良演劇祭と並行しての稽古スケジュールが組めたとして、ネックになるのが、チケットの問題である。

演劇祭の運営上、勿論、タダで参加という訳にはいかない。

当然、参加費がある。

上演時間に応じて金額は変わってくるが、まぁ、一度でも参加された団体さんは、相場をご存知だろう。

抑えておきたいのは、団体が売ったチケットの収益は、そのまま、団体の収益となるという点。
つまり、チケットを沢山売れば、参加費の分は回収でき、黒字にできる可能性もあるということだ。


ただ、問題なのは、(今年に関して言えば)演劇祭とシアター生駒の本公演の日程が2カ月ほどしか開いていないという点だ。


シアター生駒の団員がチケットを売る相手というのは、過去の公演を観に来られた方々、シアター生駒固定のお客様が中心となる。
各劇団の固定客を一つのイベントに集める事により、今後、他の劇団の公演も観に行ってもらえるキッカケをつくる・・・というのが、演劇祭の狙いでもあるので、それはそれで良いのだが、

シアターの劇団員が危惧しているのは、

演劇祭のチケットを売って、程なく、本公演のチケットを売ろうとした時に

「こないだ買ったばかり」

という事になり、肝心の本公演の方を買ってもらえなくなるのでは?

・・・ということ。


何せシアター生駒には、無料公演を続けていた時期が10年近くある。
それを有料に切り替えて久しいが、年2回で固定していた公演回数が増えた時に、お客様がどう感じるかという事である。

まぁ、この危惧は集客の自信の無さの表れとも言えるのだけど・・・


チケットに関しては、問題がもう一つある

「60歳以上はチケットが無料」という点である。

奈良の劇団は、意外にこの料金設定が多いのだが、シアター生駒のメイン客層は、劇団員の年齢層の関係もあって、シニア世代の方が多くを占める。
これでは、チケットを配布はできても、参加費分の回収には繋がらない。
(チケットをお渡しした方が、60以下の方をもう一人連れて来てくだされば、良いのだけど・・・)

勝手な推測だが、この料金設定で二の足を踏んでる県内の市民劇団、シニア劇団は多いのでは無かろうか?

仮に自腹切る事になっても出るかどうか、ここでも、意見は分かれそうである。


だが、演劇祭に出ることによって、いつもと違うお客様の目に触れ、客層の新規開拓が図れるのも、また事実。

新たなお客様の、演劇祭→シアターの本公演という流れを意識するならば、日程が開いていないのは、むしろメリットとも言える。

20年目が見えてきた今、新たな世代の客層を、この機にがんばって獲得するというのも、確かに必要ではあるのだ。



つづく


なぜシアター生駒は奈良演劇祭に出られなかったのか

 2016-02-26
本来なら「朗読とか演ってみました。」の振り返りをするところだが、先に取り上げるべき話題がある。

にも触れたが、今日から数回に分け、シアター生駒が奈良演劇祭に出れるかどうかの考察をしてみたい。

ちなみに、これは、私 小柳個人の考察なので、シアター生駒の公式見解とかではない事をお断りしておこう。

だったら「公式ブログ」で書くんじゃないよ、というところだが、まぁ、色んな方の目に触れて、シアター内外での話のたたき台にでもなればと思う次第である。



まず、日程の問題から



奈良演劇祭は例年、5月の末に、数日間にかけて開催される。(今年は5月28日と29日)
5月ならば、シアター生駒の本番がバッティングすることはまず無いのだが・・・

現在、シアター生駒の本公演は、「マイサポいこま」の助成を受けて制作している。

マイサポいこまは、生駒市民が支援したい事業を各自選択して、届け出をし、その結果で支援金額が確定するという、制度である。
その届出期間は7月から8月半ばであり、本公演の上演時期は、その期間中もしくは、遅くとも秋の前半頃に設定するようにしている。

これは、「ヘンゼルとグレーテル」「まほろば」での経験を踏まえてのことだが、あまり時期を離しすぎると、マイサポ事業としてのアピールが弱くなり、「届出のお願い」と「公演告知」を二度に分けてしなければならなくなるのだ。(届出期間中の上演ならば、会場でお客様に届出用紙を直接書いてもらうこともできる)


本公演の稽古期間は基本3~4ヶ月

夏の上演を目指すならば、稽古は遅くとも4月にはスタートしていなければならない。

5月末の演劇祭に出演するとなると、当然制作・稽古期間が、2カ月ほど被る訳だが、現在のシアター生駒は、2班編成が組めるほど大所帯ではないし、稽古時間を倍にできるほど時間に余裕があるかというと・・・




演劇祭に合わせ、なるべく公演時期を遅くする手もあるが、実は公演日を設定するに当たって優先すべきことが、もう一つある。

演出家と照明・音響・舞台装置の各スタッフのスケジュールだ。

シアター生駒のみならず、大阪、京都、そして奈良と、様々な場所での芝居に携わってる方々なので、まずはこの人たちの予定を抑えないといけない。
そのへんの事情もあって、今年の本公演の日程も、8月頭に固まりつつある。


シアター生駒は、「演劇を暮らしの中に」をモットーにしている。

長く続けていきたいからこそ、無理の無いスタイルを模索している。
スケジュールがタイトになって、普段の生活があっぷあっぷするのは、本意ではない。

家庭や仕事を抱えつつ、それに支障が無いギリギリのラインを行ったり来たり・・・

なので、公演回数を増やすのは、結構、冒険だったりするのである。




つづく



≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
プロフィール

シアター生駒

Author:シアター生駒
笑いと涙、そしてペーソス・・・だから演劇はおもしろい! 奈良は生駒を舞台に活躍する、生駒市民劇団「シアター生駒」です!!

最新記事
最新コメント
カウンター

カテゴリ
最新トラックバック